遅かったんです。地元の桜まつり。
私鉄の一駅分の通りを歩行者天国にして毎年行なわれる桜まつり。1週間早ければ、満開の桜の中でできたはず。まあ、かなり大きなお祭りなので、このくらいのずれは仕方ないんでしょうね。
桜は散り始めていましたが、沿道には、いまではあまり見かけなくなったテキ屋がずらりと並び、いい感じでまつりの雰囲気を盛り上げていました。確率的には、宝くじ並の(ちょっと大袈裟)くじ引きに始まり、ヨーヨーすくいに、金魚すくい。射的に輪投げと、私にとっては、昔懐かしい露天が勢揃いしていました。
それにしても微妙にあやしい雰囲気が漂うお祭りは、最近めっきり少なくなってしまいましたね。この微妙なあやしさが、ある意味、子供にとっては絶好の社会勉強の場ではないかと思うんですが。ちょっと寂しい気がします。
桜の咲き具合は一切関係のない中、例年どおりの盛り上がりを見せた桜まつりでしたが、私はといえば、五分咲きから満開まで、毎朝一駅歩くことで、ひとり花見を満喫しておりました。そんなわけで、祭り当日は桜を気にすることなくゆっくりと飲むことができたのでした。陽気も良くなり、身体を動かしたくてむずむずしている人も多いはず。本格的なテニスシーズンの始まりです。
by T.S